ゆったりと治療を|うつ病の診断方法|心にも休息が必要な時代
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病気の存在を大きくしない

もし、精神科や心療内科でうつ病と診断されたら、ますます気持ちが落ち込まないように注意しなければなりません。病気の存在感が自分の中でどんどん大きくなってしまい、不安感を増し、病気が病気を呼ぶことは、うつ病には特にありがちなことです。このような事態に避けるためには、プラスに考え、じっくり休んで休養するチャンスだと思うことが何より大切なことです。この病気は、ストレスや生活習慣の乱れで脳がダメージを受けているケースがほとんどですから、これらを取り除き、脳を休息させる睡眠を十分に取りましょう。薬の効果もじわじわと高まってくるものですから、焦ることなく、一歩ずつという考え方を保つことが重要です。うつ病の存在を高めないようにするためには、必要以上にご自身で病気について調べないことをおすすめします。現在は、インターネットやスマートフォンを活用することで、簡単に、詳細な情報をキャッチすることができます。病気を改善しようとするための行動ですから、一見前向きな行動にも思えますが、病気の存在を増してしまう行為でもあります。インターネットを見ていると、ついつい余計な情報を入手してしまうこともありますから、必要な場合には、家族に任せるなどの対応をとりましょう。また、ご自身で色々と調べて、あれこれと対策を練ることも、同じ結果をもたらす可能性があります。診断を受けたら、まずは、休息ととらえて医師の指示通りに、ゆったりとした生活を行いましょう。なお、心身ともに休息するためには、家族や周りの人々の理解がなければ成り立ちません。

2週間以上がキー

うつ病の診断基準には、世界保健機構が用いる手法(ICD-10)と、米国精神医学会の方法(DSM-5)が主流で、国内でも多くの医療機関で活用されています。いずれの診断基準にも共通するのが、気持ちの沈みや意欲の低下、睡眠障害や体調不良、自己否定などの状態が、2週間以上継続しているという点です。もし、仕事や人間関係のトラブルなどに巻き込まれてしまった場合、わたしたちの気分は少なからず影響を受けてしまいます。そして、その影響によって、上記のような「こころのサイン」や「からだのサイン」として現れます。しかし、通常であれば、何日か経つと、自分の好きなことを始めたり、誰かに相談してみるなど、少しずつそのサインを取り除こうとするものです。2週間もすれば、完全ではないにしても、従来の生活に近い状態に戻っているケースがほとんどです。ところが、ストレスや不安で脳がダメージを受けている場合には、思いのほかこれらの症状が長引いてしまい、うつ病の疑いが高まってきます。したがって、2週間以上にわたって違和感が継続したら、何とかして精神科や心療内科を訪問してみましょう。本人ではなかなか気が付きにくいこともありますから、家族や友人などの周りの方が受診を薦めることも大変重要なことです。最後に、うつ病の基本は早期発見・早期治療で、これらの条件を満たした場合には、数週間から1ヶ月程度での完治も可能です。したがって、心身の不調が2週間以上継続している、といううつ病の診断基準は、誰もが把握しておきたいところです。ぜひ、他人事と思わず、しっかりチェックしておきましょう。